重点分野：

ポリウレタン、高性能有機フッ素、シリコーン、先進セラミックス、高性能繊維およびその複合材料、高性能アルミニウム合金、第三世代半導体などの分野

開発目標：

2025年までに、省の新素材産業の主要業務収入は2兆元を超える。先端新素材、重点戦略素材、先端基礎素材の三つの分野を重点的に発展させる。

重点パーク：

済南新材料産業パークについて、2006年に山東省人民政府の承認により設立された省級開発区として、国家奨励産業である新素材産業を主導産業とするとともに、新エネルギー、バイオ医薬、電子情報、省エネ・環境保護などの戦略的新興産業を重点的に発展させる。

東岳氟硅材料産業パークについて、淄博市桓台県唐山鎮に位置し、企業ベースに設立されたフッ素・シリコン材料系化学工業パークである。主な産業として、フッ素材料、シリコン材料、新エネルギー、サーキュラーエコノミーなどが含まれる。主な製品には、グリーン冷媒、フッ素化学工業、有機シリコン高分子材料が含まれる。

聊城化工新素材産業パークは、山東省聊城ハイテク産業開発区にあり、石炭化学工業、塩化学工業、フッ素化学工業、化学工業新素材の総合化学工業団地に属する。主な産業として、化学工業、化学肥料、化学工業設備、設計研究開発などの産業分野が含まれる。

魯南ハイテク化学工業パークは、石炭化学工業、ファインケミカル化学工業、化学工業新素材などの三つの主導産業を形成している。パークは既存の産業のモデルチェンジ・高度化と製品チェーンの延長に依拠し、メタノール、メタノール由来オレフィン、酢酸ビニル、エチレンオキシドなどを原料とし、産業チェーンをさらに拡張し、ハイエンド有機原料、新エネルギー材料、化学工業新素材、ファインケミカルを開発する。

斉魯化学工業区は、山東省淄博市臨淄区に位置し、2003年5月に国家発展改革委員会の承認により設立され、国によって承認・設立された第3カ所の専門化学工業パークである。パークは斉魯石化公司を中心に、原料油加工、プラスチック加工、低炭素オレフィン、ブタン、ポリウレタン、ファインケミカル、化学工業新素材など6つの産業チェーンを育成している。

支援措置

政策奨励の強化。政府調達によるグリーン建築材料への支援などの措置を奨励することで、国産新素材の応用を促進する。国家と省級第一陣の新素材保険補償政策を統括し、イノベーション製品の普及・応用を積極的に支援する。新素材関係企業がハイテク企業が申請するよう奨励し、研究開発費の加算・控除政策を適切に実施する。山東省の新旧原動力転換基金の牽引・活性化機能を十分に発揮させ、社会資本、金融機関を誘致し、新素材産業の発展を共同で支援する。

エキスパート・シンクタンクの構築の強化。業界協会などの仲介組織の役割をさらに発揮させ、協会、連盟などの社会組織が能力構築を強化し、専門的なサービスレベルを向上させるよう奨励する。業務委託、政府によるサービス調達、プラットフォーム構築への支援などを通じて、協会や連盟への支援を強化する。エキスパート・シンクタンクの構築を最適化させ、構成人員を調整・充実させ、新素材産業の質の高い発展にハイレベルの意思決定の参考を提供し、企業に質の高いコンサルティングサービスを提供する。